住宅ローン解説

ローン残債がある不動産の売却

 

住宅ローンは長期間にわたって返済計画を組むもの。時にはローンの返済途中で不動産を売却しなくてはいけないこともあるでしょう。「売却の際に住宅ローンの残額を一括で返済する」という条件を満たしていれば、住宅ローンが残ったままでも売却することができます。もちろん売却額がローン残額を上回っていればそれで問題なく返済は完了するのですが、売却額がローン残額を下回ってしまうことも十分にありえます。売却価格が1,500万円でローン残額が2,000万円だった場合、この差額分である500万円はなんとか工面しなくてはいけません。

とはいえ、不足している額を工面するどころか現時点でローン返済をすること自体難しくなっている…という方もいるかもしれません。実はそんな方でも売却出来る方法があります。それが任意売却です。専門の担当者がローンの借入先である金融機関と話し合い、合意を得た上で売却を行います。任意売却の場合、差額の500万円を用意する必要がありません。

では、どうして残額があるのに売却できるのでしょうか。毎月の住宅ローンの返済が滞ると、金融機関は残額を回収するために不動産に対して競売(差し押さえを行って強制的に売却する手続き)を申し立てます。競売にかけると、一般的な市場価格に比べておよそ5~6割ほどの安価で落札されることがほとんど。任意売却と比べると回収できる額が少なく、結局のところ金融機関側の損になってしまいます。そういったこともあり、回収率の高い任意売却が成立しているのです。

競売を申し立てられると、物件の写真や競売の情報などを掲載した広告が近所に出回り、すぐにその事実が広まってしまいます。また不動産業者や競売業者が下見に来ることもあり、精神的に追い込まれてしまう可能性もないとは言い切れません。その点、任意売却であればまわりに知れ渡る前に販売活動が行なわれるためプライバシーを守りながら売却を進めることができます。

より有利な条件で任意売却をするには、しっかりとサポートしてくれる専門家の存在が欠かせません。また少しでも早く活動を始められるスピーディーさも重要。すぐに駆けつけてくれる地域密着の会社に依頼することをおすすめします。東海エリアに密着した活動を行っているのがライフソレイユ。愛知県などで任意売却を行いたいときに頼れる会社です。他にも岐阜や三重、静岡などであれば即日対応や出張相談などのスピード対応を行っています。住宅ローンの返済に関して何か不安な点があれば相談してみてください。

Real estate concept